岡川たいきの思考を覗き見るブログ

世田谷区政のことだけでなく、政治の根源となる思考について深めるブログ。思考と思い出すことは全く違う。世界を俯瞰し、言葉を紡ぎだす。今、政治の世界に必要な俯瞰力(メタ認知力)を体感して頂きたいです。

言葉と経験と臨場感と私【岡川たいきのささやき_Vol.2】


「経験」は私たちの臨場感を高くします。



一度経験すると、多くの人は出来るという感覚を得て、次に同じような機会があれば同じような行動を起こそうとします。



そこで、さらに考えると
私たちの視野を狭めるものも「経験」と言えます。




それは経験によって臨場感が上がり同じようになるだろうと思い込むからです。



「過去に経験したから、次もきっと同じになる。」



という考え方は、人間から思考力を奪い取っています。



ということは、



「俺は経験豊富な人間だから何でも聞いてくれ!」



という人も中にはいると思うのですが、



「自分は思考力がなくて過去の経験からしか、あなたに気付きを与えられない、どうしようもない知識をさらけ出す人間なんです。」



と言っていることと同じということです。




私の周りの思考力の高い方々は、質問に対して成功談を回答にする人はいません。



同じようにすればうまくいくからと、過去の経験を伝えることはありませんし、経験豊富などと自分を価値上げしたりもしません。



実績は信用を生みますが、実績が答えになることはないということです。



一方で、経験が無ければ臨場感が湧かないのか?



私たちの世界は言葉で出来ており、全ての価値観も言葉で出来ています。



臨場感を得られるほど明確に言語化しつくせば、経験と同じほどの臨場感を得られるようになります。



言葉で積み上げた臨場感は、言葉を積みかえるだけで応用が利きます。



なので、言葉は経験よりも融通が利きます。



言葉で経験よりも高い臨場感を持てる程の思考力を身につけるように私達と一緒に鍛錬しませんか?



希望される方は是非ご連絡ください!

世田谷区の教育を変えるには?【岡川たいきのささやき_Vol.1】

これから定期的に少しでも気付きを得て頂けるように
岡川たいきの想いを定期的にお伝えしてまいります。
是非、お読み頂ければ幸いです。


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ここから本題です。


本日のお題
「現状の教育を変えるにはどうすればいいのか?」


こういう答えの出しにくい問題を考えるときにどのように
考えるのかについて、私なりの思考の流れを紹介します。



例えば、もし現在の子供たちを取り巻く環境が
悪いと感じるならば、まずは子供を教える
教育者のレベルを上げなければいけません。



一方で、教育者のレベルはどのようにしたら上がるでしょうか。




現在小学校の教育者の方に話を伺うと、
教育自体にメスを入れるよりも、
教育のやり方にメスを入れている様です。



これでは、大きなレベルアップは望めません。



さらに俯瞰して考え、大きくレベルを上げるためには、
教育者を育てる組織や機関のレベルアップが必要です。



実際、教育者は大学などで学び教員免許を取る
ということは、大学などの教育機関全てのレベルアップが必要です。


そのような機関を変える力を持つものとは一体なんでしょうか。


それは、教育機関のさらに上にある組織です。



日本学術会議を頂点とする周辺の団体や機関、もしくは文部科学省のことです。



その機関が変わるためには、その機関を支える人達が変わらなければいけません。



このあたりまで考えると、最上位の思想自体を変えなければいけないのですが、変えるための根拠になるものがなんなのか?



それこそが研究なのです。



ここまででわかることは、研究が進めば末端の教育が変わるという事です。



貴方が何か問題を抱えた時、その問題の改善に当然取り組まれると思います。



しかし大事なことは根本を改善することです。



どこまで深く考察し、次に同じような問題が起こらないように対策できているでしょうか。
ほとんどの人は、目の前を解決して終わります。


政治というのは、この最上位の部分にアプローチすることが出来ます。



特別区から出来ることは限られますが、私は世田谷区の川上から変えていきたいと考えます。



どんな課題や問題点に対しても、出来るだけ遠く深いところから気付きを得ていきましょう。